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Posted by naturum at

2013年10月26日

昇りの銀鱸 ②

雷魚釣り感覚の釣り。

雷魚釣りとは全く違う。

感覚だけが似ているこの釣り。

おもしろい。



ブッシュに囲まれ身を屈めながら、ピンスポットにルアーを送り込む。

カヴァーの代わりに、水の流れを読む。

魚の向きや居場所を想定してトレースコースを考えルアーを流す。

バイトポイントを予測。

魚には自由を一切与えない。

ランディングはこの手で。



ぶっ壊して逃げて行った奴は、どんな奴だったんだろうか。

暴れる姿は見ている。じっくり見る余裕なんかない。

余裕が無い中、頭の中を不安が過ぎった。

『ヒートンは大丈夫か。 ネジは抜けないか。』

信頼できる竿・リール・ライン・リンキングパーツだけでなく、



魚に一番近い所にある道具を信頼できる物にしないと。





真っ二つに壊れなくて良かった。







またのお越しを。


  
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Posted by ほら吹き男爵 at 12:17Comments(0)

2013年10月16日

昇りの銀鱸

お江戸は大川、両国橋のたもとに銀色に輝く龍が横たわってたそうな。

実は龍ではなく、龍と見間違えるほどの巨大な鱸。

この巨大な鱸を、

【昇りの銀鱸】

と呼んだそうな。



数年前に地図を見ていたら気付いたことがあり仮説をたてて秋の今、雷魚シーズンが終わるとこの仮説の釣りを実証する釣りをしております。

コードネーム
【海河川環状線】 通称 【ほら環】

本当かどうか自信がなかったのですけど、少しずつ分かってきました。

時間はたくさん掛かりそうですが、自分の求める魚を探索する釣りは辛くても楽しいです!

もしこの仮説が間違ってなかったら、釣り界のノーベル賞もんですよ。

大袈裟に言っちゃってますが本気です。

いい大人なんですけど本気で釣り歩いております。

【昇りの銀鱸】

を探して。



まだまだ昇りの銀鱸には程遠い大きさですが、少しずつ近づいているような気がします。








探している魚を何て読んだらいいのか考えていたら、こんな伝説があるぞって聞いたので、勝手に頂いちゃいましたぁ。

あっ、これ内緒で。



またのお越しを

  
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Posted by ほら吹き男爵 at 18:17Comments(0)

2013年10月08日

秋のあれやこれや



『行きません?』

メールという今では最新技術と言えないものも使えない釣りに行けなくなった釣友からメールが着弾。

『ええよ。いつ?』

『明日だけど今晩出で』

何を釣りに行くか、どこに行くかは聞かないでも大丈夫。

よく存じ上げているので。

まぁ~それにしても急なこと、急なこと。

家の用事は速攻片付け、準備に取り掛かるも、

目をギラギラさせてる釣りはもう卒業してるし、サクッと適当に色々な準備を終わらせる。

ちょっとそこまでの約4時間半。

今までなかなか話せなかった釣り談議や、仕事や家庭の話しをしながらの道中は愉しい。

メールを使えない釣りに行けなくなった釣友も(長いかから次からアイツで)、

俺が楽しんでいる釣りに興味津々。

『ほー』『へー』『ふう~ん』『なぬ!』の連発。

雷魚以外にそんな楽しそうな釣りが、半径800km以内に有ることを覚えてしまったので来年が愉しみである。

半径800km・・・・本州ほとんど網羅してるってーのに、それに気付かんなんて、アホさ加減も相変わらず。

それを言わないあたりがウチ等ぽいんだけどね。 言わない俺もオレだが。



それにしても分かってはいたけど、稲が刈られて一面ベージュ色の稲藁の絨毯。

池は?いいじゃない。カバーは?上々、いやいや上々すぎるでしょ。

でも投げる気しませんね。

景色がこれじゃ。



一投もせず次の道具をコソッと取り出す。

赤い鰭がヒラ打ってるし、ヒラべったいのがキラキラしてるし、葦際には蛇柄さんが睨みきかせてるし。



赤い鰭は釣れませんでしたが、小物ちゃんってなんていい奴なんだろう。

それを遠めに見ていてアイツが寄ってきて、マジマジ観察。

『これもおもろそう』

『貸してやらんぞ』

『ふん』 と言ってどこぞに消えていきましたわ。

昼飯を挟んで、アイツは相変わらずカバーゲームを堪能中。

続いて取り出したる道具は、鱸の道具。

ちょいとアイツから離れて沼鱸をと楽しむも、反応してくれません。

そりゃー陽射しガンガンの真夏日になりそな日中じゃ無理ね。

ってんで、大河川に。

大きすぎて広すぎて無理。 どう釣っていいんだか分かりましぇん。

とりあえず、葦際を撃つしかない。

『どこ?』

『あっこ』

なんてやり取りでアイツが来る。

『おもろそうだ』

『貸さんぞ』





帰りの道中はもうどう釣る、アー釣る、何する、これするの質問攻め。

釣りは行けなくなったとはいえ、アイツも熱心な釣り人だったんですね。



そんな翌日、蛇柄の写真付きメールが着弾。

あの野郎! まっ言わなかったところがウチ等っぽいんだけどね。



またのお越しを。



  


Posted by ほら吹き男爵 at 18:17Comments(0)雷魚

2013年10月03日

資格あるんか

【竿は折っても糸切るな】

ご立派な事を言っていてる本人が、『一歩間違えれば』な事をしでかしてしまいました。

情けない。



とあるクリーク。

上は湖沼からの流れ出しがあり、ここには落ち込みがあり、ここから下はナチュラルバンクが本流筋まで続く昔ながらの川。

この落ち込みには浸食防止用に、蛇籠が敷き詰められている。

川が暴れれば重たい何トンもの蛇籠が流される事もある。

そんな流された蛇籠が転々と沈む。

この蛇籠も流れのヨレを作りストラクチャーとしてもいい働きをしてくれる事もある。



その流れのヨレで水柱が上がり、ラッキー13が水中に引きずり込まれラインが走り出す。

強烈なフッキングを一発食らわせ、魚の頭を強引に水面上に引きずりだすが、奴も負けじと抵抗し対抗し始める。

3回のヘッドシェイク後、力比べが始まり釣り人は力比べに負け、魚は水面下に潜り出す。

頭を大きく振りながら下流に走り潜行しようとする。

釣り人は一度負けはしたが、竿のトルクと太糸のメリットを利用して魚を浮かせようと試みる。

が、全く動かなくなる。

何もかもが動かない。

根に潜られたんじゃない。

根掛りしたように生命感が手元に伝わってこない。

ラッキー13は蛇籠の餌食になってしまったようだ。

ピクリとも動かない。

フロントフックにテールフックの両フックが細かな網に掛かってしまったようである。

どうにか回収しようと近づくもズブズブと沈み込み、少しでも体のバランスを崩せばチェストハイウェーダーに浸水が始まる。

これから先は流れにより浸食され、さらに深くえぐられていそうだ

ウェーディング主体の釣りを好む自分は、危険な事は分かった。

底が小石や砂であればライフジャケットも着用しているし少しの無茶をしたかもしれないが、泥底のズブズブの沼状態では経験上、これはもう危険。危険は冒せない。

他の手を考え色々と試すも、本当にピクリとも動かない。

最終手段として、

フックを伸ばす
スピリットリングを伸ばす
蛇籠の網が切れる

希望を込めながら最終手段の実行するしかない。

少しずつ後ずさり。

半歩ずつ、半歩ずつゆくりと。

ピンと張ったラインがキュンキュンと泣き出す。

マックスに張ったラインがとあるところで腑抜けになる。

あれだけ張っていたラインが風になびいている。

川の流れに流されている。

何の重みもない。

何の生命感もない。

全身は脱力感で呆然とし、悔しさから手は震え、立ち上がろうにも立ち上がれない。

震えが止まらない手でラインをたくし上げる。

スナップに結んだユニノットから綺麗に切れていた。

根ズレはしていなかった。

『良かった、逃げてる』

逃げていった魚は人生最大級の魚で間違いなかっただろう。

ラッキー13を引きずりこむ奴のとんでもない姿を見ているから。

そんなことよりも幸いだった事は、魚の口にラッキー13が刺さったまま泳いで帰らなかった事。

今回はラインブレイクによるバラシではなかった。

釣った証の刺し傷だけではなくルアーを口にぶら下げたまま、自分の痕跡を残して川に戻る事になったかもしれない。と考えると情けなくてしょうがない。

少し怠慢だった自分がいたんです。




今一度、自分自身に言い聞かせて釣りをしよう。

『俺はまだまだ未熟なんだぞ』  

Posted by ほら吹き男爵 at 18:17Comments(0)お約束